新潟大学学術リポジトリ


学術リポジトリとは

Nuar

 Nuar(新潟大学学術リポジトリ)は,新潟大学が生産した学術論文等の教育研究成果をサーバに登録・蓄積して広く世界に公開・発信するインターネット上の電子公開書庫です。

概要

 新潟大学では,「教育と研究を通じて地域や世界の着実な発展に貢献すること」を全学の目標としており,昨今大学全体に求められている説明責任の履行や産学連携・社会貢献の一環として,本学の研究成果を広く一般公開するために,Nuar(新潟大学学術リポジトリ)を構築しました。

 「リポジトリ(repository)」は,「倉庫・収納庫・宝庫」という意味の英語です。大学などの研究機関では,様々な教育・研究活動が行われており,その成果として学術論文や学術資料が生み出されています。これらの研究成果をサーバに電子的に保存し,インターネット上に無償で公開するシステムを,学術(機関)リポジトリ(Institutional Repository)とよんでいます。欧米を中心にシステムの構築が進んでおり,国内でも主な大学で運用が開始されました。

背景

 近年の学術雑誌の価格高騰により,各大学では一部の雑誌の購入を中止せざるを得ず,その結果,読者の減少によって学術雑誌の価格はさらに高騰するという悪循環が起こり,研究への影響が懸念されています。このような状況においては,必要とする学術論文にアクセスすることが困難になり,たとえ学術雑誌に論文を発表したとしても,効果的に利用されているとはいえません。

 そこで,1990年代に学術情報に対するオープン・アクセス運動が始まり,高額の商業学術雑誌に対抗する新たな戦略として,2002年に北米の研究図書館協会が「機関リポジトリ」という概念を打ち出し,その設置を呼びかけ広まっていきました。

 日本でも,「第3期科学技術基本計画」において,研究成果の一定期間後のオープン・アクセス化について言及され,文部科学省の科学技術・学術審議会学術分科会研究環境基盤部会の「学術情報基盤の今後の在り方について(報告)」の中で,機関リポジトリへの積極的な取り組みの必要性が明記されました。国立情報学研究所では,「次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業」として,機関リポジトリ構築の連携委託業務が開始されました。

メリット

学術リポジトリは,新たな情報の発信拠点です!
教育研究成果を登録すると,大きなメリットが生まれます!

 学術リポジトリに登録したデータに,OAI-PMHという国際標準のプロトコルに準じて,論文を検索するための情報(メタデータ)を付与します。このことにより,Googleのような検索エンジンで検索されるだけでなく,国立情報学研究所のJAIROやミシガン大学のOAIsterなどの,全国規模,世界規模のデータベースの検索対象となり,個人のWebページで公開するよりも効果的に情報を発信できます。

大学にとって
・社会に対する説明責任の履行
・研究機関としてのブランドの向上
・学術研究成果の永続的・効率的蓄積
・産学連携・地域貢献の推進
・学術情報の管理コスト低減
研究者にとって
・研究成果のアピールの向上
・研究成果発信ルートの確立
・研究成果の管理,発信,保存コストの削減
・論文の被引用率のアップ
学協会にとって
・知名度と認知度の向上
・読者層拡大と新たな情報発信の好機
地域社会にとって
・大学の研究動向の迅速な把握による医療,産業,教育等各方面の活性化

愛称「Nuar」について

図:Nuarのマーク
Niigata University Academic Repository
新潟県を代表する鳥「朱鷺」をイメージしたロゴマークです。新潟大学学術リポジトリの愛称は「Nuar」(呼称はニュアー)です。愛称とロゴマークを別々に募集し,多数の応募の中から選ばれました。今後,朱鷺が大空に羽ばたくごとく,リポジトリを大きく躍進させるよう関係メンバー一丸となり取り組みます。

平成19年5月 新潟大学学術リポジトリワーキンググループ

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